2009年 10月 24日
煙突のおはなし |
"Magyarországi Kéményseprők Országos Ipartestülete" なんのことだか、適切な和訳ではないかも知れませんが、「ハンガリー煙突管理組織」?あやしいですが、そんなところでしょうか。
この協会の統計によるとブダペストだけで100万本の煙突が存在し、全国には460万本あるそうです。
(全人口が東京都民人口と同じですから、人口から考えても凄い煙突数です。)
そもそも、ハンガリーの暖房は、各家にハンガリー式の陶製暖炉があり、ひとつの家庭が複数の煙突を持っている場合があります。 現代では、ガスによるセントラルヒーティングが主流だけれども、燃料費節約のためにも暖炉は一部の家庭で併用されているというのが現状です。
ひとつの建物の上部に煙突が並んでいる風景はどこでも見られる風景です。
東京都内だと、お風呂屋さんか工場にある位で、煙突掃除の心配は普通の家庭には全くありません。 こんな日本の市民生活事情もハンガリーの大学生はとても関心を示してくれたのを、いま思い出します。
お国事情はお互い分からないことばかり。
先週、ヨーロッパに寒波が襲い、ハンガリーは日中の最高気温4度で、吹雪と積雪もあり、全土が震え上がったそうです。 薪をくべさえすれば暖はとれますが、急なことでもあり、強風が吹き、排気が逆流して一酸化炭素中毒死亡などの事故が続発したと知りました。
上記協会の調査によれば、ブダペストだけでも4万本以上の煙突が、全国で10万本以上が、排気の不備がある、つまり、煤がたまって生命の危険を擁しているようです。
ブダペスト市内だけでも、煙突による一酸化炭素中毒死は年間20人というのは、ちょっと驚きの数です。
戦後、我が家もお風呂は、薪や石炭で沸かしていた頃があり、煤だらけの煙突掃除屋さんが回ってきていた姿を今でも思い出せます。
そんな頃、日本には煙突による事故はあった筈。 煙突掃除管理協会があったとは思えませんが。 東北や北海道などでは、今なお煙突は健在でしょう。 自己責任で管理しているのでしょうね。
それにしても、ブダペストは10月8日に最高気温28.5度という熱暑だったのに、1週間後の15日に最高温度4度という寒冷が来て、冬に備えていないこともあり、大変だったことが想像できます。
無邪気な話ですが、家の中に暖炉があるというのは、娘時代からの夢物語です。
この協会の統計によるとブダペストだけで100万本の煙突が存在し、全国には460万本あるそうです。
(全人口が東京都民人口と同じですから、人口から考えても凄い煙突数です。)
そもそも、ハンガリーの暖房は、各家にハンガリー式の陶製暖炉があり、ひとつの家庭が複数の煙突を持っている場合があります。 現代では、ガスによるセントラルヒーティングが主流だけれども、燃料費節約のためにも暖炉は一部の家庭で併用されているというのが現状です。
ひとつの建物の上部に煙突が並んでいる風景はどこでも見られる風景です。
東京都内だと、お風呂屋さんか工場にある位で、煙突掃除の心配は普通の家庭には全くありません。 こんな日本の市民生活事情もハンガリーの大学生はとても関心を示してくれたのを、いま思い出します。
お国事情はお互い分からないことばかり。
先週、ヨーロッパに寒波が襲い、ハンガリーは日中の最高気温4度で、吹雪と積雪もあり、全土が震え上がったそうです。 薪をくべさえすれば暖はとれますが、急なことでもあり、強風が吹き、排気が逆流して一酸化炭素中毒死亡などの事故が続発したと知りました。
上記協会の調査によれば、ブダペストだけでも4万本以上の煙突が、全国で10万本以上が、排気の不備がある、つまり、煤がたまって生命の危険を擁しているようです。
ブダペスト市内だけでも、煙突による一酸化炭素中毒死は年間20人というのは、ちょっと驚きの数です。
戦後、我が家もお風呂は、薪や石炭で沸かしていた頃があり、煤だらけの煙突掃除屋さんが回ってきていた姿を今でも思い出せます。
そんな頃、日本には煙突による事故はあった筈。 煙突掃除管理協会があったとは思えませんが。 東北や北海道などでは、今なお煙突は健在でしょう。 自己責任で管理しているのでしょうね。
それにしても、ブダペストは10月8日に最高気温28.5度という熱暑だったのに、1週間後の15日に最高温度4度という寒冷が来て、冬に備えていないこともあり、大変だったことが想像できます。
無邪気な話ですが、家の中に暖炉があるというのは、娘時代からの夢物語です。
by sidediscussion
| 2009-10-24 09:20
| ハンガリー
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Comments(4)
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ヤング
at 2009-10-24 10:29
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ヴェスプレームのTさんが伝えてきたとおり先週末ハンガリーは寒波に襲われたんですね。
日本の都会では「ガス漏れ管理組織」は定期的に来ますね。東北の田舎を走っていたら庭に薪を積み上げている農家が沢山目につきました。囲炉裏やストーブで使っているんでしょうね。
日本の都会では「ガス漏れ管理組織」は定期的に来ますね。東北の田舎を走っていたら庭に薪を積み上げている農家が沢山目につきました。囲炉裏やストーブで使っているんでしょうね。
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sidediscussion at 2009-10-24 11:18
ヤングさん
10月のハンガリーは紅葉と黄葉の美しい凌ぎよい気候のはずですのに、たぶん大変だったでしょうね。 あまりに急変ですから。
東京ではありませんが、友人で薪ストーブを使っている人が居ますが、薪の入手が大変のようです。
我が家では、委託を受けているマンション管理会社が、ガス漏れ報知機が正常に作動しているかどうかを検査に来ます。
10月のハンガリーは紅葉と黄葉の美しい凌ぎよい気候のはずですのに、たぶん大変だったでしょうね。 あまりに急変ですから。
東京ではありませんが、友人で薪ストーブを使っている人が居ますが、薪の入手が大変のようです。
我が家では、委託を受けているマンション管理会社が、ガス漏れ報知機が正常に作動しているかどうかを検査に来ます。
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デコ
at 2009-10-24 20:27
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ハンガリーは私にとっては遠い国という認識でしかありません。と言う訳で四季は日本とどう違うのかも解かりませんそんなに急激に寒暖差がありということは大変ですね。ちなみに都内ですが私の叔父は最近まで薪でお風呂を焚いていました。薪でたいたお風呂は湯がやわらかいんですよね
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sidediscussion at 2009-10-24 21:14
デコ様
私がハンガリーで迎えた冬は、秋から次第に寒くなって10月末には、大学も暖房が入っていました。 今年は珍しい年のようです。
そうですか、叔父様がね。 でも、薪をどう手に入れる方法を持っておられたと言うことですね。 薪を入れたしたりして、浴槽の温度を上げたり、焚口とお風呂の中の人が連絡とりあってお風呂に入るなんていうのも、いまでは贅沢になりました。 一番風呂でもお湯が柔らかいらしいですね。
私がハンガリーで迎えた冬は、秋から次第に寒くなって10月末には、大学も暖房が入っていました。 今年は珍しい年のようです。
そうですか、叔父様がね。 でも、薪をどう手に入れる方法を持っておられたと言うことですね。 薪を入れたしたりして、浴槽の温度を上げたり、焚口とお風呂の中の人が連絡とりあってお風呂に入るなんていうのも、いまでは贅沢になりました。 一番風呂でもお湯が柔らかいらしいですね。