2010年 01月 30日
ういらう売りをたずぬれば |
先ずは、この薬を斯様に一粒舌の上へ載せまして、腹内におさめますると、イヤどうもいへぬは、胃心肝を健やかに成って、薫風咽喉より来たり、口びりやうを生ずるが如し、魚、鳥、木の子、麺類の食い合わせ、そのほか万病即効あること神の如し。
(外郎売台詞より)
二代目団十郎の自作自演だそうです。 特に薬嫌いで、薬は飲まないようにしていますが、この漢方薬だけは効き目があるような気がして姉にも勧めています。
小田原のういらう売りに行かなければ入手できないとあって、早朝から出かけました。
お城を右に見ながら、お堀端通りを直進、国道一号線沿いまで出るとすぐに目に入ってきた御殿が目的のういらうです。
なるほど「八方が八つ棟、表が三ツ棟玉堂造り、破風には菊に桐のとうのご紋、、、」と台詞どおりです。
和菓子と薬品を同じ店の中で販売していました。
この店のはす向かいにも、老舗らしき薬屋さんが品よく佇んでいました。
建物の好みから言えば、問題なくこちらですが。 対照的に薬屋が二軒向かいあっている様は、不思議な風景でした。
by sidediscussion
| 2010-01-30 01:07
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Comments(2)
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oss102 at 2010-01-30 11:53
薬屋さんといっても様々ですね。ここで買うと効き目も違いそうです。
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sidediscussion at 2010-01-30 13:38
oss102様
ういらうは入手困難ということになっていて、本店でだけ売っているのです。 なんだか仁丹みたいなインチキくさいのですが400年500円続いた薬ですから効用はあるのでしょう。
木造の薬屋さんのほうがずっと素敵です。
ういらうは入手困難ということになっていて、本店でだけ売っているのです。 なんだか仁丹みたいなインチキくさいのですが400年500円続いた薬ですから効用はあるのでしょう。
木造の薬屋さんのほうがずっと素敵です。