2011年 06月 12日
旅 |
87歳になられた元職場のM先生から絵葉書を頂きました。
ひと目見て、吸い込まれるような衝撃を受けました。 たかがハガキです。 印刷です。 しかし。
瞽女の作品では有名な斎藤真一の絵です。
頂いてから毎日ため息をつきながら見ています。
自分の中に眠っていた何かが突き起こされたような。
M先生をずっと尊敬というか敬愛しています。 知的な好奇心を一旦持てば、とことん追求するという姿勢。 溢れんばかりの知性を秘めながらその謙虚さと優しさ。
そうそう編み物で、チョッキ、人形なども教わりましたわ。
戦後、女子を受け入れた東大の4期生です。 やっと女子トイレが設置された頃のことです。
「ごぜ」に興味を持っている私に送ってくださるとは実に憎い。 読まれています。
それで、天童市にある斎藤真一 心の美術館を訪ねる気持ちがモリモリ湧いてきました。
7月の頭にでも行こうかしら。
最近旅らしい旅をしていない私です。
ひと目見て、吸い込まれるような衝撃を受けました。 たかがハガキです。 印刷です。 しかし。
瞽女の作品では有名な斎藤真一の絵です。
頂いてから毎日ため息をつきながら見ています。
自分の中に眠っていた何かが突き起こされたような。
M先生をずっと尊敬というか敬愛しています。 知的な好奇心を一旦持てば、とことん追求するという姿勢。 溢れんばかりの知性を秘めながらその謙虚さと優しさ。
そうそう編み物で、チョッキ、人形なども教わりましたわ。
戦後、女子を受け入れた東大の4期生です。 やっと女子トイレが設置された頃のことです。
「ごぜ」に興味を持っている私に送ってくださるとは実に憎い。 読まれています。
それで、天童市にある斎藤真一 心の美術館を訪ねる気持ちがモリモリ湧いてきました。
7月の頭にでも行こうかしら。
最近旅らしい旅をしていない私です。
by sidediscussion
| 2011-06-12 00:09
| いい話
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Comments(4)
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salam2002 at 2011-06-12 00:39
こんばんは。
20代の頃、斉藤真一と「ごぜ」の存在を初めてしり、友人と熱く語り合った時間を思い出しました。
若者のように時間が出来たのだから、また、「旅」をしてみたいと想像するのですが、なかなか、踏みきれません。
20代の頃、斉藤真一と「ごぜ」の存在を初めてしり、友人と熱く語り合った時間を思い出しました。
若者のように時間が出来たのだから、また、「旅」をしてみたいと想像するのですが、なかなか、踏みきれません。
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sidediscussion at 2011-06-12 07:24
salam2002様
そうですか。 ご興味をもたれた時があったのですね。もう存在しない瞽女ですから、こういう絵画で残された斎藤真一の作品群をぜひ見たいと思い腰を上げようと思います。
この絵不思議でしょう? 雪の中では三味線が雪に濡れないようにする筈なのに、右に棹が見えていますでしょう。 雪の中で弾いて唄っているのですよ。 しかも撥は左手で。 そして冴えるような月。 もうじっとしていられません。
そうですか。 ご興味をもたれた時があったのですね。もう存在しない瞽女ですから、こういう絵画で残された斎藤真一の作品群をぜひ見たいと思い腰を上げようと思います。
この絵不思議でしょう? 雪の中では三味線が雪に濡れないようにする筈なのに、右に棹が見えていますでしょう。 雪の中で弾いて唄っているのですよ。 しかも撥は左手で。 そして冴えるような月。 もうじっとしていられません。
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marsha
at 2011-06-12 22:47
x
ごぜのお話ですが、暫く前におわら風の盆の記事がありましたね。
私はあのちょっと哀愁を帯びた胡弓の響きが好きで、一度彼の地を尋ねてみたいと思っていました。おわら風の盆とごぜは何か関係があるのかと考えていたら、もうとっくに次の記事に変わっていました。
盲目の女性達の奏でる三味や胡弓の音色、また歌い継がれる女性達の物語に昔の女性達の強さ、必死に生きた人達に思いを馳せていました。 斉藤真一画伯のことは存じませんでしたが、藤田嗣治とも交流があったようですね。
私はあのちょっと哀愁を帯びた胡弓の響きが好きで、一度彼の地を尋ねてみたいと思っていました。おわら風の盆とごぜは何か関係があるのかと考えていたら、もうとっくに次の記事に変わっていました。
盲目の女性達の奏でる三味や胡弓の音色、また歌い継がれる女性達の物語に昔の女性達の強さ、必死に生きた人達に思いを馳せていました。 斉藤真一画伯のことは存じませんでしたが、藤田嗣治とも交流があったようですね。
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sidediscussion at 2011-06-13 01:10
marshaさま
高橋治著「風の恋盆歌」大分昔の話ですが、その作品を↑の方と読んで、彼女が猛烈ファンになって、9月1日に越中に通いはじめ、ついに私も富山へ、彼女と出かけたことがあります。 そして、遂に彼女は退職私は在職中でしたが、おわら節研究をはじめ、読売文化教室でおどりも習いに行き、舞台に出たこともあるのですよ。 つまり↑の女性はとことん追求するタイプなんです。 いまでもファンですから、よくその話をします。 越中おわら節は独特の哀調があって、CDも買っています。
おわら節は本来嫁入り前の娘の踊りですから、瞽女とはまた味わいが違いますね。 おわら節の踊りは端正なんです。ちょっと誰でも参加できる盆踊りとは一味もふた味も違いますね。
高橋治著「風の恋盆歌」大分昔の話ですが、その作品を↑の方と読んで、彼女が猛烈ファンになって、9月1日に越中に通いはじめ、ついに私も富山へ、彼女と出かけたことがあります。 そして、遂に彼女は退職私は在職中でしたが、おわら節研究をはじめ、読売文化教室でおどりも習いに行き、舞台に出たこともあるのですよ。 つまり↑の女性はとことん追求するタイプなんです。 いまでもファンですから、よくその話をします。 越中おわら節は独特の哀調があって、CDも買っています。
おわら節は本来嫁入り前の娘の踊りですから、瞽女とはまた味わいが違いますね。 おわら節の踊りは端正なんです。ちょっと誰でも参加できる盆踊りとは一味もふた味も違いますね。