2017年 06月 22日
土蔵の見える街 |
by sidediscussion
| 2017-06-22 07:28
|
Comments(4)
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つゆ
at 2017-06-22 08:45
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井上靖の小説を思い出しました。
落ち着けそうですね。
落ち着けそうですね。
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Yunico
at 2017-06-22 08:45
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古いお蔵には独特の静けさと雰囲気がありますね。私の生家一帯は空襲で焼野原になったそうです。
小学校の時に仲良しの同級生が大きなお蔵に住んでいました。元の家老様の家族で、戦災で立派なお屋敷は焼失、戦後の農地解放の波をもろに浴びてお家の再建がならず住んでいました。私の実家は建材屋ですから新建材で直ぐに再建し明るい家になりました。友人の家に遊びに行くと薄暗くてドッシリとした空気が漂っていて子供ながらも神秘的に思えました。
成長して「腐っても鯛」という言葉をしりました。中学生になる前に一家はヒッソリと誰にも連絡せずに東京へ越して行きました。還暦記念の同窓会で何十年ぶりかで再開、嬉しい事に美しい上品な奥様になっていました。
土蔵とかお蔵と言う言葉を聞くたびにその友のことが思い出されていました。
小学校の時に仲良しの同級生が大きなお蔵に住んでいました。元の家老様の家族で、戦災で立派なお屋敷は焼失、戦後の農地解放の波をもろに浴びてお家の再建がならず住んでいました。私の実家は建材屋ですから新建材で直ぐに再建し明るい家になりました。友人の家に遊びに行くと薄暗くてドッシリとした空気が漂っていて子供ながらも神秘的に思えました。
成長して「腐っても鯛」という言葉をしりました。中学生になる前に一家はヒッソリと誰にも連絡せずに東京へ越して行きました。還暦記念の同窓会で何十年ぶりかで再開、嬉しい事に美しい上品な奥様になっていました。
土蔵とかお蔵と言う言葉を聞くたびにその友のことが思い出されていました。
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sidediscussion at 2017-06-22 09:20
つゆさま
しばらく子どもの内面をゆっくり育ててくれた場所を忘れていました。
冬は七輪にヤカンをかけて蒸気で温め、暗い照明の中で夜遅くまで試験勉強したのも蔵の中でした。
生活は変わるものですね。今はスイッチひとつの操作。七輪も自分で火を起こしました。
しばらく子どもの内面をゆっくり育ててくれた場所を忘れていました。
冬は七輪にヤカンをかけて蒸気で温め、暗い照明の中で夜遅くまで試験勉強したのも蔵の中でした。
生活は変わるものですね。今はスイッチひとつの操作。七輪も自分で火を起こしました。
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sidediscussion at 2017-06-22 09:33
Yunicoさま
空襲の火に蔵だけ焼け残った家が終戦の時はよく見かけました。
私の友達も大きい屋敷は全部消失して、蔵だけがポツンと残り、その中で戦後十年は暮らしてられました。
蔵から私立の小学校に通っていました。当時私立の小学校に行く子どもは特別の家の子でした。
子ども心に、何か不思議な家と目に映っていました。
実家の蔵も壁が燃えましたが、小学校五年生の次兄と母が水をかけて消火した話は繰り返し父から聞かされました。
長らく焦げた壁はそのままでした。貧しい時代です。
今見る蔵は塗り直されて真っ白。
堂々と見えます。
空襲の火に蔵だけ焼け残った家が終戦の時はよく見かけました。
私の友達も大きい屋敷は全部消失して、蔵だけがポツンと残り、その中で戦後十年は暮らしてられました。
蔵から私立の小学校に通っていました。当時私立の小学校に行く子どもは特別の家の子でした。
子ども心に、何か不思議な家と目に映っていました。
実家の蔵も壁が燃えましたが、小学校五年生の次兄と母が水をかけて消火した話は繰り返し父から聞かされました。
長らく焦げた壁はそのままでした。貧しい時代です。
今見る蔵は塗り直されて真っ白。
堂々と見えます。